Movable Typeのドキュメントに沿ってサーバーにCRONのコマンド指定を行う。CRONとは指定された時間や一定の時間周期で指定のプログラムを自動実行してくれる仕組みのようです。このサーバーの仕組みを使って、Movable Typeの自動実行プログラム（run-periodic-tasks）を動かしてやると投稿日時を指定して作成しておいたプログの記事が自動的にアップされると説明があります。

サーバーへのコマンドは、

0,20,40 * * * * cd /path/to/mt; ./tools/run-periodic-task

と、記述されていました。左の数字が毎時0分、20分、40分に自動実行する時間。真ん中がMovable Typeのプログラムが入っているディレクトリへのパス指定、右がそのパス配下にある実行させようとするプログラム名のようです。

私のレンタル・サーバーでは専用の画面で自動実行の時間指定やコマンドの指定を行い、実行結果の通知先（メール・アドレス）の指定をするようになってました。

そこで、動かす時間を指定し、動かすプログラムrun-periodic-taskまでのパスを絶対パス指定で入力し、メール・アドレスを設定してみました。

所が、指定の時間になるとエラーのメールが届きました。

Can't locate MT/Bootstrap.pm in @INC (@INC contains: ．．．．．．．．．/mt/tools/run-periodic-tasks line 11.
BEGIN failed--compilation aborted at /home．．．．．．．．．．/mt/tools/run-periodic-tasks line 11.

長々と全く理解できないコンピュータ・システムから出されるメッセージが書いてあります。詳細は理解出来ませんが、多分bootstrap.pmと言うプログラムが見つからず、途中で作業を中止したよ、のようです。

そこで今度は、CRONでのコマンド指定を変えて試してみました。Movable Typeのドキュメントに書いてある通りにコマンド欄に指定してみました。昔のDOS時代のパソコンを思い出すようなコマンドをそのまま入れてみました。

cd /home/.....パス...../mt; ./tools/run-periodic-task

今度はどうかな。。。。。こんどはメールも来ません。何も動いていないようです。プロバイダーのCRON設定の説明を良く見ると絶対パスで記述するようになっています。一方run-periodic-taskの内容を見ると他のライブラリーを呼ぶのに相対パス記述をしています。困りました。こうなると私としてはお手上げ。良く分からないまま、run-periodic-taskの相対パス指定の部分を絶対パス指定に書き直し、サーバーのCRONの設定は絶対パスでrun-periodic-taskの実行コマンドを投げるようにしてみました。

さて今度はどうでしょう。。。。。うまくCRONは動いているようです。そこまで確認してこの投稿を日時指定で投稿してみました。

尚、run-periodic-taskと、そこまでのフォルダーは実行可能なパーミッションに変えておく必要があります。

やれやれ、素人には大変だなー。コンピュータももっと簡単にならないものかとつくづく思います。

[追記]　２００８．０１．２１修正
シェル・スクリプトを自分のサーバー・エリアに置いて、そのシェルを経由してrun-periodic-taskを動かす方法に変えました。これだと、シェル・コマンドによりｍｔデレクトリにCDできるので、相対パスでも動作し標準から外れた変なパッチを必要としませんので正解だと思います。年を取ると直線的な思考になっていけませんね。（笑）