2009年2月16日 (月曜日)

しきたり

法輪寺

親戚の法事で帰省していました。この時期、那須下ろしの空っ風は相当に冷たいだろうと防寒対策をしっかりしての帰省でしたが拍子抜けでした。さすがに日が落ちると屋外の寒さは堪えましたが、昼間はポカポカ陽気でコートも要らない位でした。今年は暖かいですね。

法輪寺

つい最近まではこの地方の農家のお葬式は自宅で行うのが通常でしたが、最近は式場で行うようになっているようです。通夜は自宅でしたが、翌日の葬式・告別式は式場でした。余程の大農家でない限りは式場を使うのが当たり前になってきたようです。式の段取りや炊き出し等葬式の全てを隣組が仕切っていましたが、少子化や生活様式の変化で難しくなってきたのでしょう。昔は冠婚葬祭の為の備品から什器、大量の食器まで部落単位の倉庫蔵に準備されていましたが、そう言えば蔵自体も見当たりません。精進落しの料理をいただきながら年代物の漆塗りの食器を思い出していました。

法輪寺

お葬式の流れも違っていました。都会では葬式・告別式の後出棺し火葬に付されますが、ここでは朝一番に火葬を行いその後に葬式・告別式を行い、その日の内にお墓に納骨します。成仏までの49日はお墓参りとなります。この辺は土葬の頃のしきたりが残っている為でしょう。合掌

帰り道、帰省の際にはいつも立ち寄る旧湯津上村の法輪寺で福寿草を撮ってきました。那須地方では福寿草の季節を迎えていました。

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去年の今頃は

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