2012年9月 6日 (木曜日)

三度咲き

ゼフィランサス嬉しい想定外 2012.09.03撮影

山形から戻ると燦燦と降り注ぐ太陽の下で鉢植えのゼフィランサスが3輪咲いていました。つぼみも2つつけています。昨年は梅雨時の6月中旬に一度咲いて終わりました。今年は8月中旬にも3つの花をつけ、そしてこの9月初旬にも5つ咲いて、6月中旬と合わせて三度も花を咲かせたことになります。どうしたんでしょう。

加藤登紀子さんが司会役で出るというので昨日の午前中は「千葉県の食べもの・飲みもの、給食の安全性 〜放射能は大丈夫?」のタイトルのパネル・デスカッションに行ってきました。農漁業に携わる方を中心に7名のパネリストの報告がありました。

ゼフィランサス二度目の花 2012.08.18撮影

強い太陽光線と乾きに雨が降ると花を咲かせる性質があるようです。今年の暑さと少雨が関係してるのでしょうか。

ゼフィランサスきれいなピンク 2012.09.03撮影

花の命は短くてきれいなピンク色を見れるのは咲いたばかりの瞬間です。

ゼフィランサス青空の下で 2012.09.04撮影

青空をバックにと思いついて庭に出たら随分と傷んでました。

生産者の生の声を聞くのは8/18の福島の梨の生産者・阿部一子さんに続いて2回目です。阿部さん同様に安全な食べ物を届けたいと苦闘する生産者のみなさんの思い、そういった生産者や農地、海を支えるのは消費者自信であることを改めて感じました。昨日のパネリストのみなさんに共通するものは「自分の子供の口に入れられない生産物を消費者に売ることはできない」ということです。農産物にしろ魚にしろ目標は1Bq/Kg以下、最悪でも5~10Bq/Kg以下を目標としていて、しかも検出された値を明示した上で販売するというものです。それに比べて消費者の不信を積み重ねる政府の100Bq/Kgの安全基準って何なんでしょう? 消費者は見た目で判断する為に正直に表示している10Bq/Kgとか20Bq/Kgのものは買ってもらえないそうです。市販の「安全です」の商品には100Bq/Kgもの放射性物質を含んでいるかも知れないのにです。消費者はもっと賢くなる必要があるようです。

更に子供の安全を守るには「放射能」だけではないことです。遺伝子組換え食品や農薬漬けの食品、輸入食肉、小児医療制度等々「原子力ムラ」に匹敵する「XXムラ」が至る所で暗躍していることです。例として「遺伝子組換え大豆は使用していません」の豆腐の表示は5%まで遺伝子組換え大豆を使用しても「使用していない」の表示が許可されている、などです。旧政権にしろ、現政権にしろ、はたまた流行の「維新」にしても産業界の「XXムラ」の声は反映しても消費者の安全には耳を傾けないだろうことだけは肝に銘じて子供の安全を守っていかなければならないのが現実のようです。

本川:東工大に限らず、理工系の研究者にこうした傾向が目立つのは否めないでしょうね。理工学系の教授は業界のフィクサーになります。自分の専門分野と関係のある企業を集めて学会という形で仲良し団体をつくり、業界の利益を代弁したり、業界内のすりあわせをする。

理工系に限らず文系でも同じことが行われていると思って間違いないでしょう。研究者にとって自分の研究成果を表に出したい、研究のための費用を調達したいと思うのは道理でしょうから。問題は学界と産業界の両者が自分を戒める哲学を持っているかどうか、誰のための学問をしているのか、誰のために企業が存在しているのかでしょう。

311でムラの存在がクローズアップされ政官産学の癒着が明らかになりました。産業界の傍若無人ぶりも目だっています。農薬や遺伝子組換え種で世界制覇を目論むあの悪名高いモンサントも着々と日本での地歩を固めています。「原発」と「TPP」は政党や政治家個々人の思慮分別を試すリトマス試験紙となるでしょう。

[参考]生産・流通 パネリスト

(追加)前回の記事で書き忘れたので

  • 阿部一子 〒960-8074 福島県福島市西中央4-92-1 阿部農園
    電話 024-534-1448 FAX 024-536-8759

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