2013年12月30日 (月曜日)

ほろ酔い、、、

山茶花Pcychedelic 2013.12.30撮影

年の瀬の我が家の恒例となるのか?
昨日は有楽町の読売ホールまで出掛けてお登紀(加藤登紀子)さんの年末恒例「ほろ酔いコンサート」を聴いてきました。開演の40分前に会場に着いて、まずは大関の樽酒を紙コップ2杯いただきほろ酔いで座席に。昼間の酒は効きます、そして2000席満員の熱気もあって更に。。。

前回は東京公演の中日で満員、今回は申し込みが遅れて公演最終日となって空いてるかなと思いきや満員でした。

スイセン逆光のスイセン 2013.12.29撮影

15時開演、1部、2部と進み18時になってもアンコールが続きます。1升ビンを空けながらの公演ですからネ~。

ユキヤナギユキヤナギの衣替え 2013.12.30撮影

18時半を廻ってやっとお開きに。

先の27日は市内の映画館で重~い内容のフランス映画「母の身終い」を観てきたばかりです。刑を終えて出所したばかりの中年の息子と癌が脳にまで転移している母親が互いに愛しながらも衝突してしまう日常を淡々とリアルに描きます。厳格な母親は脳が損傷を受ける前に尊厳死(安楽死)をと自分の死を選んでおり、最後には息子に伴われ安楽死が認められているスイスで最後を迎えます。*1
国会でも尊厳死の話が出ていますが、経済や周りの人の心情に影響を受けるのではなく如何に純粋に個人の意思、思想が尊重されるか、家族・医師による殺人/自殺幇助との関係も微妙です。単に社会保障費の削減が目的にはなって欲しくは無いですし、楢山節考の再現では歴史の逆行です。

この映画で年を越すのは気が重かった感じですが、ほろ酔いコンサートのお陰でほろほろ酔い酔いと新しい年を迎えられそうです。お登紀さんはこの年末に古稀を迎えました。さて私は69の壁を越えて古稀の域に行けるのか?来年の今頃は???

PS)尊厳死と安楽死の混同が在ったので修正しました。倫理観、宗教観、刑法等が絡んで難しい問題です。

  • *1  尊厳死と安楽死の違い、定義について
    1995年 東海大学事件判決(横浜地裁)では、消極的安楽死(患者が苦しむのを長引かせないために延命治療を中止して死期を早めること)、間接的安楽死(苦痛の除去・緩和を主目的とする医学的適正性を持った治療行為であるが、同時に生命の短縮が結果として生じること)、積極的安楽死(苦痛から患者を解放するために意図的・積極的に死を招く医療的措置を講ずること)の3つの類型が示された。日本では前の二者を尊厳死、後者を安楽死と呼んでいる。ベネルクス3国やその周辺国、スイスでは厳格な事前・事後の審査を経て安楽死が認められている(自殺幇助の容認)ようですが、ヨーロッパでもイギリス、ドイツやフランスでは尊厳死は尊重されるものの現時点で安楽死は認められていないようです。世界医師会のリスボン宣言では、「患者は、人間的な終末期ケアを受ける権利を有し、またできる限り尊厳を保ち、かつ安楽に死を迎えるためのあらゆる可能な助力を与えられる権利を有する」と在るそうです。
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