那須のさくら(2)
日暮れどきの真っ青な空に映える寺子の桜です。2年前から通ってやっと撮れました。ただ残念なことに、昨年上の方の枝の花付きが悪く気になっていたのですが、今年はその南側の大きな幹全体が枯れた状態になってました。昨年は天候不順のせいかとも思っていたのですが残念なことです。地元の方々が再生に努力されているとのことですので、エドヒガンの大木の美しい姿を再度見せてくれると確信します。
寺子の桜は私の好きな一本桜の内の一つです。枝振りがよく力強い姿、エドヒガンの小振りな花がビッシリとついた姿は美しく青空によく映えます。
那須町高久に名前の無い桜が在ります。私の幼少の頃の昔の地名に因んで「下瀬縫」の桜と勝手に呼ばせてもらいます。尤も道路案内標識に「瀬縫」の表示を見ましたので、地元の人が使っている「下瀬縫」の地名は生きているのでしょう。この桜はまだ青年期なのでしょうか、凄くピンクの色が濃く活き活きとしています。畑の菜の花の黄色と青味掛った那須山の遠望とよく合います。この日の那須山は霞んでいてイマイチでしたが。
夕暮れの寺子の桜の撮影には時間が有ったので黒磯公園のカタクリを見てきました。公園は花見の客で大賑わいでしたが、時期の遅いカタクリの群生地にはほとんど人が居ませんでした。新しい花をと探しましたが遊歩道の近くでは見つかりませんでした。
最近の写真集に「那須の春を巡る」と題して12枚の写真をアップしました。併せてご覧いただけると幸甚です。
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