2008年5月 7日 (水曜日)

今年の桜の締めは

西蔵王放牧場の大山桜

西蔵王放牧場の大山桜となりました。放牧場の草原の緑、木々の芽吹きの萌黄色や浅緑、それにいろいろな彩の桜色が合わさって美しい光景を見せていました。

会津は4月末、西蔵王は連休明けかと思っていたのですが、どちらも一挙に開花から満開、散り始めと早い展開でした。放牧場の駐車場近くに在る「ペンション三百坊」さんに電話すると早く来た方が良いとのことで、宿泊の予約をすると直ぐその日の内に栃木の実家に急行して翌日4日の4時に西蔵王に向かいました。着いてみると確かにかなりの木が散っており、お目当ての大山桜は散る寸前でした。

現地に8時に到着。直ぐに放牧場の坂を登って台地状になっている大山桜の在る場所に向かいました。息を切らして登りきると、いきなりの桜吹雪。風が吹くと周りの桜からスコールのように花びらが飛んできました。構図も露出合わせの暇も無く夢中でシャッターを押しました。RAW現像してみるとやはり背景が明るく桜吹雪がよく出ていませんでしたが、美しい光景を見ることが出来ました。不思議なもので、カメラを構えて待っているとさっぱり吹雪いてくれません。ま、こんなものでしょうか。

桜吹雪

天気は快晴、良すぎました。丘を登ったり下りたりしていると汗が出ます。隣の丘に色の濃い桜が見えたので午後にはそちらに登ってみました。ここには3本の山桜があるのですが、2本は既に散っていました。そこを下りる途中見渡すと、もう一つの放牧場所に真っ白に輝く桜が1本牧場の真ん中に立っています。小高い場所に1本の満開のさくら、感じがいいので行ってみました。流石に行って帰ってくるともうクタクタでした。

もう1本の大山桜

三百坊さんにチェックインを済ませ、ベッドで一休み。5時を過ぎてから夕焼けを期待して最初の場所に再度登ってみましたが、空は焼けず空振り。宿に戻りお風呂に入り夕食。汗をかいた後なのでお風呂が気持ちよく、山の幸を中心とした食事にビールが最高でした。

翌日は4時半に再々度最初の場所に登って撮影。朝日は出ず仕舞いでしたが、山を越えて垂れてくる雲がいい感じでした。振り返ると、朝日連峰と月山が雪を被った美しい姿を見せてくれました。

朝の大山桜

宿に戻ってモーニング・コーヒーを戴き朝食。朝食の後、名古屋から来られた櫻井博さんご夫妻、宿のマスターと写真談義になりました。櫻井さんは、風景写真5-6月号のリバーサル部門で最優秀作品賞を取られています。有り難いことに貴重な撮影ポイントの情報をいただきました。マスターは2004年?の桜が満開時の雪景色の写真を見せてくれました。写真をやる者にとっては羨ましい限りの話です。
8時半に宿を出発、東北自動車道、国道294号線共に混雑し千葉の家には19時過ぎの到着となりました。

追記)
櫻井博さんのBLOGには膨大な量の素敵な写真が掲載されています。必見です。

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[No.213] タイトル: さくら散る

吹雪のごとく,或いは,はかなげにハラハラと・・・・。散り方はいろいろありますが,私はここに拝見するような‘さくら散る’を撮ったことがありません。執念も足りないようです。一連の桜,楽しませていただきました。

[No.214] タイトル: (無題)

写真では見ますが、私も初めての体験でした。こちらに向かって降り注ぎ桜吹雪の中に立っている感じでした。偶然の出来事で写真もイマイチでしたが、うれしい歓迎を受けました。 いつも見ていただきありがとうございます。桜も今回で終わり、次は新緑やツツジ類、湿原の花を追っかけてみたいと思います。

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