2016年10月30日 (日曜日)

写真展とミュージカル

十月桜 桜十月桜 2016.10.24撮影

ここの所腰から左足にかけて痛みと痺れがあって近所の整形外科に通っています。ここに引っ越してきた当初から腰痛となるとお世話になってきた病院ですが、院長先生が最近お亡くなりになって娘さんに代替わりして初めて診察を受けることになりました。いやはや親子二代30年を越えてお世話になっています。
上の写真はその病院の前庭で満開の十月桜です。

先日、19日は癌の治療で横浜のクリニックに通うついでに横浜高島屋で催されていた星野道夫展を見てきました。

十月桜 桜秋空に映える 2016.10.24撮影

没後20年特別展「星野道夫の旅」です。アラスカに生きる動物たちの生き生きとした表情の一瞬一瞬をとらえた写真、カリブーの大群をとらえた広大な極北の大地の写真、極北の地に暮らす人々の生活をとらえた写真、等々たくさんの写真が大型パネルで展示されていました。どの写真も対象の動きそして光の状態がベストになるまで待ちに待って撮っているのでしょう、写真一枚一枚がスチールなのに今にも動き出しそうなリアル感がありました。忘れかけていたNHK/BSの放送「写真家・星野道夫 はるかなる大地との対話」を見た時の感動が蘇りました。

イモカタバミ病院への道すがら 2016.10.24撮影

25日はミュージカル「ミス・サイゴン」を見てきました。市村正親さんの最後のステージということもあるのでしょうか、帝国劇場は超満員でした。

ミュージカルなるものを初めて見ました。テレビや映画では余り見ない/見ようと思わない分野ですが、生の公演となると初めから終わりまで音楽・歌が続く迫力は相当なものでした。
ストーリーとしては、ベトナム戦争の終わりにあたるアメリカ軍やその傀儡政権・南ベトナム政府が敗北となる首都サイゴンの陥落前後を時代背景に、サイゴンの売春宿で働く無垢な田舎娘とGIの悲恋を核に市村さんの演じる調子のいい売春宿の経営者がからむ物語です。フランス人の脚本でオペラ「蝶々夫人」をベースにしてることもあって、ベトナム戦争が冷戦下でのアメリカによる侵略だったことやその戦禍の悲惨さは描かれず、主人公の娘の許嫁を通してベトコンの怖さを強調するなど悲恋を強調するあまり歴史解釈面では首をかしげるところが多々在りました。その辺は分かった上で3時間弱に及ぶ音楽による舞台は観客を飽きさせないものでした。難点と言えば、マイクのせいなのかミキシングの問題なのか、何とも歌詞が非常に聞きづらかったのが残念でした。

市村さんを中心にカーテンコールは大いに盛り上がって幕が下りました。日本初演(1992年?)からのエンジニア役、市村さん、長い間ご苦労様です。(今回のステージの千秋楽は11月23日ですのでまだまだあります)

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