2007年8月 6日 (月曜日)

夏の尾瀬

先月末の山旅の写真がやっと整理を終わりました。

今回は23日、24日の尾瀬沼行きのレポートです。



大江湿原のニッコウキスゲがやっと咲き揃ったというので出掛けてみました。

どんよりとした梅雨がまだ明けきらぬ23日朝6時半頃に御池の駐車場に到着。登山の身支度をして7時前のシャトルバスに乗り込む。会津高原駅から来た定期バスは御池からの客を乗せると満員となった。沼山峠口でバスを降りると直ぐ峠越えの登山道を歩き出す。昨年秋に来た時は木道が滑って歩き難かったが、霜の無い夏の木道は湿っていても左程滑ることはなかった。

峠の展望台で尾瀬沼方向を見るとニッコウキスゲの黄金色が見えない。今年はダメかと思いながら峠を降り大江湿原に入ると黄色に染まった湿原が目に飛び込んできた。



大江湿原のニッコウキスゲ

カメラをザックから取り出し木道周りの花を撮りながら進む。どうもニッコウキスゲの密生した場所は限られているようだ。広い湿原は緑の部分が多く緑と黄色の斑模様であった。



山小屋がはっきり見える辺りまでくると小雨が降り出した。それでも、来た人、帰る人、団体さん、家族連れ、一人旅と人が途切れることはない。木道の待避所もカメラマンで溢れている。燧ケ岳を正面に見る尾瀬沼畔で大江湿原を振り返ると、沼山峠方向の森の木々を雨雲がかすめていい雰囲気を醸し出している。これで湿原を薄日が射してくれればと思っている内に、今度は本降りの雨となった。

雨具を着けて撮影する気にもならなかったので、今夜の宿としていた尾瀬沼ヒュッテの軒下に飛び込み雨宿りすることにした。まだ12時を少し廻った時間。チェックインは13時からなので、軒下で持ってきた菓子パンを食べながら休憩。ヒュッテの庭に咲くノアザミが雨に濡れて綺麗に輝いている。雨が小降りになる度に軒を出て蝶や蜂が止まるノアザミを撮って時間を過ごす。13時にチェックインし部屋で休んでいると雨が上がった。沼畔に出て撮影再開。だが雨雲が流れ、光もどんどん弱くなってきたのでヒュッテに引き上げ1日目の撮影を切り上げた。



雨の大江湿原



2日目は早朝から快晴。4時半過ぎに沼畔に出るとカメラマンで既に一杯。燧ケ岳の横が少し赤みを帯びているが焼ける気配は無い。大江湿原や沼には霧が漂っている。大江湿原や燧ケ岳を数枚撮って大江湿原に移動する。燧ケ岳が朝日で照らされ明るく輝く。湿原は尾根に遮られてまだ薄暗く、霧がまだ残っている。美しい光景だ。そして徐々に湿原にも燧ケ岳の方向から手前に光が移動してくる。平野家のお墓の在る丘が明るく輝く。神々しい感じだ。

朝食の時間が迫りヒュッテに戻る途中、昨夜の雨で濡れたニッコウキスゲや草々が朝日を浴びて逆光に光輝いていた。これは美しい光景であった。



朝日に輝くニッコウキスゲ



朝食を摂りチェックアウト。三平下まで往復し、更に沼尻までゆっくり歩いてみた。木道の周りは夏の花でいっぱい。沼は深い青色に染まり葦類が緑を添える。沼尻平の湿原を覗き込むとアサヒラン、モウセンゴケ、タテヤマリンドウなどの小さな草花がたくさん見つかる。



タテヤマリンドウ



沼尻の売店で一休みし大江湿原に戻る。この頃には陽も高くなり光が相当に強くなってきた。ヒュッテの軒を借りて涼をとり休む。

そして昨日撮り忘れた峠道の花を撮りながら沼山峠を越えて帰途についた。

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コメント[2]

[No.110] タイトル: (無題)

素晴らしい尾瀬の写真行ってみたくなりました。
尾瀬は、日光国立公園から独立して尾瀬国立公園になるんですよね。何がいいのかよく分からないけど。
荒らされない自然のままでいて欲しいです。

[No.111] タイトル: (無題)

ちゅいろさん、先日は失礼しました。
尾瀬はいつ行っても感動します。湿原や沼の草花だけでなく周りの風景と気象の変化が合わさって素晴らしい風景を生み出しているような気がします。観光客によって荒らされたり(嘗ては登山者によって相当に荒れされてしまったようです。少しづつ回復させる努力がされています)、地球温暖化による気候の変動も心配ですね。ニッコウキスゲも鹿害に遭っているようで(これも人によって鹿の居場所や鹿の天敵が減っているせいでしょう)将来が心配です。尾瀬や会津の山々の特性にあった環境対策や観光政策がきめ細かくされるのを期待したいものです。兎に角、商業化だけが進まないで欲しいですね。
是非、足を運ばれて尾瀬の自然を楽しんでください。

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閲覧ありがとうございました