2009年5月27日 (水曜日)

久しぶりの映画

シャクナゲ

今日は朝一番の上映時間に合せて映画館に出かけました。本当に久しぶりの映画です。クリント・イーストウッド監督の「グラン・トリノ」を観てきました。主人公は妻に先立たれた朝鮮戦争の生き残りで元フォードの組立工だった頑固な老人。主人公によってピカピカに磨かれたフォードの名車「グラン・トリノ」が象徴的に配されています。

シャクナゲ

懐き良きアメリカの代表選手のような主人公を通じて、人間の幸せや愛、そして生き様について考えさせる映画でした。神が人を救える時代は遥か彼方に去って久しく、強い国、強大な企業も危うい存在となり社会保障も企業人の誇りもまま成らない今日です。

シャクナゲ

社会の変化は激しく、家族愛も隣人愛も希薄となる中で、かつて社会を支えた人達が誇り高く一生を終えるのは難しい世の中になってきています。それでも企業や国、いや人は更なる経済発展と利益の増大、そして欲望の達成に遮二無二になっています。見えない何かにとりつかれたように。

この映画を観る前に、同監督の「ミスティック・リバー」と「ミリオンダラー・ベイビー」をDVDで観ました。クリント・イーストウッド監督の模索は続いています。

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去年の今頃は

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