山形の朝
梅雨と共に移動した山形は翌朝もドンヨリとした空模様でした。朝4時半過ぎに目が覚め妻の実家の周りを一巡り散歩してきました。
蔵王の山々は厚い雲の中、四方を囲む近くの小高い山には雨雲が湧いています。厚い雲の合間から射す朝の光が緑の田んぼを照らしいい感じです。小鳥が囀り時々「ケーン、ケーン」と甲高いキジの鳴き声が響きます。
畦のところどころに黄菖蒲が咲いて緑の田園風景にアクセントをつけています。心憎い演出ですネ~、この農家さんは。
今日は東根市で「さくらんぼマラソン」です。息子の嫁さんが走るのに合わせて山形に来たのですが空模様がちょっと心配です。
湧き出る雲が山の姿を刻々と変えていきます。
この時期の山形といえば「さくらんぼ」。早生の種類のさくらんぼが真っ赤な実をびっしりとつけてます。中旬以降に出荷される「佐藤錦」の受粉用に植えられている種類なんだそうです。佐藤錦の香りと甘みには及ばないですが、酸っぱ味を好む私には早い時期にさくらんぼを味わえるのでこれもうれしい自然の恵みです。
雨やマラソンの応援(というより観光)やらで山形に来る目的の一つだったさくらんぼ収穫の手伝いは出来ませんでした。着いた日に選別と箱詰めをちょっと手伝っただけとなりました。果物は剪定、施肥、受粉、消毒、防虫・防鳥、短期間での収穫、選別、箱詰めと米作とは比べ物にならない手間の掛かる作物です。サラリーマン夫婦の妻の実家は市場への出荷はやっていませんが、それでもさくらんぼの年中のお守りは大変なようです。有り難くさくらんぼの味覚を楽しむことにしましょう。
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