2014年10月22日 (水曜日)

冷たい雨

バラ棘 2014.10.21撮影

冷たい雨が降り続いて気温が上がりません。今年はいつになく秋は速足です。そんな中、バラは新しい枝を伸ばして来年に備えています。

目玉の女性閣僚の辞任でメディアは湧き立っていますが、国策により難題を抱えることになった福島、沖縄の両県知事選挙はその陰に隠れてちっとも目立ちません。論点がはっきりし過ぎて敢て触れたくないようにも思われます。

柿寒々とした暖色 2014.10.22撮影

汚染の封じ込めと除染、汚染水・ゴミの処理、廃炉、街の再生そしてその根源にある原発問題、いづれも立地県だけに留まらない広域の課題であり、遠く離れた県に住み少ないながらも汚染を受けた者として、被災地地元住民の意思がどう出るのか注目しています。普天間基地とその移設先、沖縄の基地負担の軽減をどうするのか、国防と外交も絡み県民と中央政府の意見の隔たりは大きく解決の糸口も見えていないように思えます。真に必要ならどちらも最大の受益地である東京都にでもと思ったりします。とんでもないと思うなら無くす努力をした方がいいでしょう。

ナス遅れてきた夏 2014.10.22撮影

冷たい雨の日が続くなかで、奥会津の見事な紅葉と沖縄の青い海を思い浮かべながら、頭の片隅にこびりついて離れない事柄を解もなく反芻しています。

ゼラニュウム二階の軒下で 2014.10.21撮影

ふと目を止めた記事に自分の人生を顧みる機会を与えられました。

 そういうズケズケしていて、プライバシーのない世界がイヤで、昔はみんな田舎を出て行った。でも、こういう社会なら孤独死する人なんかいなくなるでしょう。具合が悪くなったら、誰か来てくれるから。これを、都会でやろうとすると、「見守る人」とか言ってお金がかかる。
 共同体は弱い人間たちの知恵です。全員が少しずつ弱ければ、とても弱い人間を、少し強い人間が助けてあげられる。とても合理的なんです。

私もそうゆう田舎が嫌で出てきました。その時から半世紀も経って自分の関わってきた社会はどうだったんだろうと思い始めています。生き辛くなった今の社会もその延長上にあるのでしょうから。若い時に関わった社会は50年、100年経ってその結果を見せつけるようです。また、こびりつきが増えました。

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