南トスカーナの田舎を巡る
NHK「世界遺産の旅」の番組を観て行きたいと思っていたイタリア・南トスカーナ地方の田舎を今月中旬に巡ってきました。番組の撮影時期は菜の花の咲く華やかな春。この11月中旬で色のあるものと言えばブドウの黄葉や紅葉となりちょっと寂しげな風景ではあったが、種蒔を控えて耕された農地のグラデーションとトスカーナを象徴する糸杉の並木、そして自然風景に溶け込むように点在する家々や丘の上の小さな町が見せる広大な風景は美しく印象に残るものでした。
地理が頭に入っていない状況で走りに走った記憶を呼び戻しながら、何回かに別けて旅の模様を綴ってみます。
併せて、言葉も現地事情も分からず出掛けた私達夫婦にとって、大変心強く且つお世話になった現地の方々の紹介や、イタリアを個人で旅行する上で便利であった情報をお知らせしたいと思います。
(モンテプルチャーノ郊外のブドウ畑)